耳鳴り・難聴(老人性難聴)

耳鳴りや難聴に効果のある栄養成分としては、EPAやDHAなどの必須脂肪酸が有効です。ハーブではイチョウの葉に含まれるギンコライドも症状を緩和させることが確認されています。体を温めるショウガなども有効です。

耳鳴りには手のひらで耳全体を往復マッサージする「耳こすり」が効果的。

 30代や40代の比較的若い人たちの間で、耳鳴りに悩む人が増えています。しかし耳鳴りは、中耳炎などが見つかる場合を除いて原因が特定しにくく、精密検査を受けてもはっきり分からない場合が少なくありません。長期間薬を服用していてもなかなか治癒しない方が多いのです。

 耳鳴りの原因のひとつとして重視されているものに内耳の血流不足があります。内耳は非常に精密かつ複雑な構造をしていますが、送られる血流が阻害されると必要な栄養素や酸素が不足して、内耳で得た情報が脳に伝わりにくくなり、その結果、耳鳴りや難聴、めまいなどの症状が引き起こされると考えられています。

 耳のツボを刺激・マッサージすることで、内耳の血流の流れを良くしてやれば、耳鳴りの改善が期待できます。しかし耳の特定のツボに集中した刺激を加えることは専門家でないと難しいので、自分でケアする場合は、手のひらで耳全体をマッサージする「耳こすり」が簡単で効果的な方法です。

 「耳こすり」は、手と手のひら全体を使って耳の前から後ろに滑らせてゆき、耳の表側を摩擦し、次は後から前に、耳は耳の穴にかぶさるように、手のひらを滑らせて耳の裏側を摩擦します。この動作を一往復とし、ゆっくりと20〜30往復程度くりかえします。リラックスした状態で朝・昼・夜に行うと良いでしょう。

難聴(老人性難聴)には、耳たぶにある内耳のツボをつまんで引っぱると良い。

 難聴は加齢によって耳の中の組織や構造が硬くなり、音が脳に伝わりにくくなってくるのが原因とされています。そこで内耳にあるツボを刺激することで血流を改善し、内耳の期間の弾力性や柔軟性を回復して、音が良く聞こえるようにマッサージをするのです。方法は、耳たぶの内側にある内耳のツボを人さし指と親指でつまんで、一日一回、一分間ほど小刻みに前後にひっぱります。マッサージの後に、蒸したタオルなどで耳の裏側を2〜3分間温めるとさらに効果的に血流が改善します。

 耳を引っぱることは、頭の中にある硬膜のアンバランスを調整する働きをもっていて、頚靜脈孔という穴を開いて緩めることにもなります。この頚靜脈孔には内頚静脈、迷走神経、副神経、舌咽神経などの神経と血管が通っていますので、頭や内臓の不調を回復されるのに有効です。

 また、「指ぬき(抜耳)」と言って、耳の孔に入れた指を瞬間に引き抜くことを9回繰り返す方法も、耳鳴り・難聴等に効果があると言われています。


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