ドライアイ、ピントフリーズ、過矯正などが、疲れ目〜眼精疲労の原因に。
「ああ、疲れ目」だ、と感じても、ぐっすり眠った翌朝に疲れが回復しているようなら、まず大丈夫です。しかし翌日になっても眼に疲れが残っているようなときは「眼精疲労」になってしまっている可能性があります。眼精疲労は視力の低下を加速させる原因にもなることがありますので、毎日のケアで疲れを解消し、翌日に疲れを残さないようにすることが大切です。
眼性疲労の要因として考えられるものの一つに「ドライアイ」があります。ドライアイはデスクワークなど、近距離で長時間の作業をして眼の筋肉が緊張するとおこる症状です。眼はまばたきするたびに涙で瞳の表面を被って乾燥を防ぎますが、パソコンなどのモニターを見続けると徐々にまばたきの回数が 少なくなって表面が乾燥がちになってしまいます。また涙の分泌量そのものも少なくなってしまいます。

また、パソコンや新聞など近くのものを見ている状態から、遠くのものに視点を移したときに焦点がかすんで合いにくくなる現象を「ピントフリーズ」と言い、これも疲れ目の症状です。メガネやコンタクトレンズの近視の度数が強すぎる場合の、「過矯正」の状態も眼を疲れやすくしてしまいます。
眼を温めると脂が溶けて涙が乾きにくくなり、クマも防いでリラックスできる。
疲れた眼をリラックスさせるには、就寝前に蒸しタオルなどで10分ほど眼を温める方法が効果的です。たいへん気持ちが良いのはもちろんですが、ドライアイやピントフリーズも改善されるのです。
眼の周囲にはマイボーム腺という小さな穴があいていて、ここから分泌する脂が涙の表面を被い、水分が蒸発するのを防ぐ仕組みになっています。眼を温めることによって、このマイボーム腺に詰まってしまっていた脂が溶け出してきて涙の蒸発を防ぐバリアとなるため、眼のうるおいが保たれてドライアイが改善されるのです。また、ピントの調節に関わる毛様体筋が温められることによってコリをほぐされるので、ピントフリーズにも効果があります。そのほか眼のまわりのスキンケアにもなり、血行障害によって起きやすくなる周囲のクマを防ぐ効果も期待できるのです。入浴中などに行なうのもいいですね。
ただし、眼が充血しているような場合は、眼が炎症を起こしている状態ですので冷やすほうが効果的です。氷水で絞ったタオルで目を覆うようにパックしましょう。血行不良の上に充血もしていたら、冷・温交互にパックするとすっきりとリラックスできます。せひ試してみてください。